日立エコキュート「Er38」エラーを今すぐ解決!混合弁・基板の詳しい対処法とは

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日立エコキュートでお困りの方必見!エラーコード「Er38」の原因である混合弁と制御基板の具体的な不具合と修理方法を徹底解説。リモコン操作からメンテナンス術まで、早期解決のポイントが全て分かる!

はじめに

家庭用エコキュートは、私たちの日常生活に欠かせない存在となりました。その便利さと経済性から、多くの一般家庭に普及している給湯機器です。しかし、エコキュートも万能ではありません。様々な不具合やエラーに見舞われる可能性があり、適切な対処法を知っておくことが重要です。本日は、日立エコキュートで発生するエラーコード「Er38」について、詳しく解説していきます。

エラーコード「Er38」とは

「Er38」は、日立エコキュートにおいて「ふろ(湯はり)混合弁ロック」の問題を示すエラーコードです。エラー表示がされた場合は、ふろ混合弁や貯湯ユニット制御基板に何らかの不具合が発生している可能性が高いと考えられます。

ふろ混合弁の役割

ふろ混合弁は、貯湯ユニットからくる高温の湯と水道水を適切に混合し、お風呂の湯温を調節する重要な部品です。この弁に不具合があると、お風呂の温度設定ができなくなったり、かえって危険な高温のお湯が出たりする恐れがあります。
混合弁は、エコキュートの中でも特に高温の環境に置かれる部品です。長年の使用による磨耗や、不純物の付着などが不具合の原因となる可能性があります。定期的なメンテナンスが欠かせません。

貯湯ユニット制御基板の役割

制御基板は、エコキュートの動作全体を制御する、いわば「頭脳」に当たる部品です。ふろ混合弁の開閉など、各部品の動作指示をここから出しています。制御基板に不具合があると、他の部品にも影響が及ぶ可能性があります。
制御基板は精密な電子部品で、外的ストレスに弱い傾向があります。落下や衝撃、水没などで損傷を受けやすいため、取り扱いには十分注意が必要です。

Er38の原因と対処法

エラーコードEr38が表示された場合、以下の2つの要因が主な原因と考えられます。それぞれの対処法を確認しましょう。

ふろ混合弁の不具合

混合弁が適切に動作しない状態が続くと、Er38が発生します。対処法としては、混合弁の分解洗浄や部品交換が必要になる可能性があります。
自分で分解修理するのは難しいため、メーカーや専門業者に修理を依頼することをおすすめします。混合弁の交換費用は30,000円から40,000程度が一般的です。

貯湯タンクユニット制御基板の不具合

制御基板の故障や配線の接触不良なども、Er38の原因になり得ます。制御基板は修理が難しい部品なので、交換を検討する必要があります。
制御基板の交換は、それほど高額にはなりませんが、機器の分解作業が伴うため、専門業者への依頼がベストな選択肢と言えます。

エラー発生後の対処法

エラーコード表示時の対処法も、重要なポイントです。適切な操作を怠ると、二次災害に発展する恐れがあります。

リモコンの操作案内に従う

Er38が表示されたらまず、付属のリモコンの指示に従いましょう。一般的には、湯はり停止と、一定時間放置するよう指示があります。こうした措置により、混合弁に加わるストレスを解消できます。
リモコンの案内に従っても改善が見られない場合は、別の方法を試す必要があります。

電源スイッチのON/OFF

リモコン操作では改善されない場合の対処法は、簡単に試せる電源ON/OFFです。貯湯タンク本体の電源スイッチを5秒以上OFFにし、再度ONにすれば、制御基板がリセットされます。
この操作で一時的に動作不具合が解消されれば良いのですが、根本的な修理が必要な場合は、専門家による点検を依頼しましょう。

リモートメンテナンスサービス

最近では、メーカー側がインターネット経由でエラーコードの内容を確認し、遠隔操作による修理をサポートするサービスも登場しています。状況によっては、訪問修理の手間を省ける可能性もあり、利用価値は高いでしょう。
ただし遠隔操作のみでは限界もあるため、修理業者の訪問が必要になる場合もあります。初期対応としては活用できますが、状況に応じて柔軟な判断が求められます。

メンテナンスの重要性

Er38のような不具合は、事前のメンテナンスで防ぐことができる場合があります。そのため、定期的な点検が重要だと言えるでしょう。

メーカー指定の定期点検

エコキュートの取扱説明書には、メーカー指定の定期点検サイクルが記載されています。通常は年に1回のペースで、一定の費用を払って専門業者による点検を受ける必要があります。
定期点検では、主要部品の状態確認や洗浄が行われ、早期の故障予防に役立ちます。メンテナンス費用をかけても、将来の大きな修理費用を抑えられる可能性があるため、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

フィルターの手入れ

日頃から気をつけられるメンテナンスとして、フィルター掃除があげられます。エコキュートには配管内の不純物をブロックするフィルターが組み込まれています。このフィルターが目詰まりを起こすと、水の流れが悪くなり、不具合の原因となります。
定期的にフィルターの掃除を行い、つまりを取り除くことが大切です。説明書に沿った所定のタイミングで行うだけで、故障リスクを軽減できます。

まとめ

今回は日立エコキュートで発生するエラーコード「Er38」について、詳しく解説してきました。原因は主にふろ混合弁と制御基板の不具合であり、リモコン操作や電源スイッチを入れ直すなどの対処法を試してみましょう。それでも改善が見られない場合は、メーカーや専門業者に修理を依頼する必要があります。
エコキュートは快適な生活に欠かせない存在ですが、故障の可能性もあります。不具合の早期発見と適切な対処はもちろん、メーカー指定のメンテナンスサイクルを守り、定期点検を受けることが重要です。これらの対策を徹底することで、エコキュートの長期間の安定稼働を実現できるはずです。

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