エコキュートを長く快適に!お手入れとメンテナンスの全知識

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エコキュートの性能を維持するには、適切なお手入れとメンテナンスが不可欠です。この記事では、日常のお手入れから専門業者によるメンテナンスまで、エコキュートを快適に長く使うためのポイントを徹底解説します。お役立ち情報が満載の一本です!

はじめに

エコキュートは省エネ性能に優れた給湯器として家庭で広く使われています。しかし、その性能を長期間維持するためには、適切なお手入れと定期的なメンテナンスが不可欠です。こうしたお手入れを怠ると、お湯の汚れや故障、電気代の上昇など、さまざまなデメリットが生じる可能性があります。本記事では、エコキュートを快適に長く使い続けるためのポイントを、詳しくご紹介していきます。

お手入れの重要性

エコキュートは長年使い続けると、不純物の蓄積や部品の劣化が避けられません。そのため、日常のお手入れに加え、定期的なメンテナンスが不可欠となります。適切なお手入れを行うことで、次のようなメリットが期待できます。

故障リスクの低減

配管の目詰まりや、部品の劣化を防ぐことができるため、エコキュートの故障リスクが低減されます。故障による修理費用の発生を抑えられるだけでなく、エコキュートを長期間使い続けられるようになります。
メーカーが推奨する定期的なメンテナンスを実施することで、専門家の目から見落としがちな異常の早期発見も期待できます。小さな異常に早期対処することで、故障の深刻化を未然に防げます。

光熱費の節約

不純物の蓄積は配管の詰まりや部品の劣化を招き、エコキュートの性能を低下させてしまいます。性能が低下すると、同じお湯を沸かすのに多くのエネルギーを必要とするため、電気代や水道代の上昇を招きます。
定期的なお手入れを怠らず、エコキュートを常に最適な状態に保つことで、無駄なエネルギー消費を抑え、光熱費の節約につなげられます。

衛生的な浴室環境の維持

水のかけ流しやお手入れを怠ると、エコキュートからカビや雑菌の繁殖が生じる可能性があります。そうなれば衛生面で問題があり、浴室での健康被害の原因にもなりかねません。
配管洗浄や貯湯タンクの掃除など、適切なお手入れを行うことで、清潔な湯と快適な浴室環境を維持することができるのです。

日常のお手入れ

エコキュートを長く使い続けるためには、日常的な簡単なお手入れが大切です。部品ごとにお手入れ方法は異なりますが、定期的に実施することが重要です。

浴槽フィルターの掃除

浴槽フィルターは週に1回程度の頻度で掃除しましょう。長い間掃除を怠ると、フィルターが目詰まりし、浴槽への湯はりが上手くいかなくなります。
フィルターの掃除には、古い歯ブラシや掃除機を使用するのがおすすめです。こまめに汚れを取り除くことで、フィルターの寿命も延ばせます。

作業手順

  1. フィルターの取り外し 浴槽の中にあるフィルターを取り外します。
  2. 掃除機やブラシでゴミを取り除く フィルターに付着した髪の毛やゴミを取り除きます。
  3. 洗浄する フィルターを水洗いし、汚れを落とします。
  4. 乾燥させる 洗浄後は十分に乾燥させてから取り付けます。
    リモコンのお手入れ
    リモコンは汚れたままにしておくと、操作ボタンが押しにくくなったり、表示が見づらくなったりします。週に1回程度、乾いた布で拭くようにしましょう。
    落ちにくい汚れには、水に少し洗剤を溶かした液を布に染み込ませ、その布で拭き取ります。リモコンを濡らさないよう注意が必要です。

ユニットの外装掃除

エコキュートのユニット外装も月に1回程度は清掃しましょう。乾いた布で拭けば、ホコリや汚れを取り除くことができます。頑固な汚れには、水に中性洗剤を少し入れた液を布に含ませ、優しく拭き取ります。
外装の清掃を行えば、製品を清潔に保てるだけでなく、異常の発見にも役立ちます。異臭や変色、カビの発生などは早期に発見でき、適切な対処ができます。

定期的なメンテナンス

日常的なお手入れに加え、半年に1回程度の定期的なメンテナンスが欠かせません。メーカーの推奨に従い、確実に実施することが大切です。

配管洗浄

風呂配管には、長年の使用で湯垢や皮脂汚れが付着し、目詰まりを起こします。そうなると、お湯の循環に支障が出たり、お湯が汚れたりする恐れがあります。
半年に1回程度、風呂用の配管洗浄剤を使って循環洗浄を行いましょう。洗浄剤には、酸性やアルカリ性のものがありますが、エコキュートにはアルカリ性の洗浄剤が適しています。洗浄剤を正しく使用することで、徹底的な汚れ落としが可能です。

貯湯タンクの掃除

長年の使用で、貯湯タンク内にも湯垢が溜まってきます。貯湯タンクに不純物が溜まり過ぎると、お湯の循環に支障をきたしたり、お湯が汚れる原因にもなります。
そのため、半年に1回程度は貯湯タンクの水抜きと掃除が必要になります。タンク底に溜まった不純物を排出し、きれいな状態を保つことが大切です。多くのメーカーが、簡単な手順での掃除方法を紹介していますので、取扱説明書を参考にしましょう。

部品の点検

エコキュートには、電気部品や安全装置が多数組み込まれています。使用年数が経つにつれ、部品の劣化も避けられません。定期的な点検を行うことで、異常の有無を確認し、故障を未然に防ぐことができます。
具体的には以下の点検が必要です。

  • 漏電遮断器の動作確認
  • 逃し弁の作動点検
  • 凍結防止ヒーターの動作確認
  • 水漏れの有無の確認
    上記の点検で異常があれば、すぐに対処するのが賢明です。メーカーに連絡し、適切な修理やメンテナンスを受けましょう。

専門業者によるメンテナンス

上記のお手入れやメンテナンスは、ある程度の知識があれば自分でも行えます。しかし、より確実なメンテナンスを行うには、専門業者によるメンテナンスサービスを受けることをおすすめします。 

メリット

専門業者によるメンテナンスには、次のようなメリットがあります。

  • 正確な診断と修理が可能
  • 目視では発見しづらい異常の発見が期待できる
  • 最新の技術とノウハウに基づいたメンテナンスが受けられる
  • メーカー純正の部品を使用した修理が期待できる
    エコキュートは精密な機器であり、素人ではわかりづらい部分もあります。専門家による徹底したメンテナンスを受けることで、製品を末永く使い続けられるはずです。

注意点

ただし、訪問販売の際には詐欺的な業者に注意が必要です。メーカーや信頼できる大手業者を選び、適正な価格と内容であることを確認しましょう。
また、多くのメーカーが延長保証サービスを提供しています。保証期間内であれば修理費が無料になるので、保証の有無もしっかり確認しておきましょう。

まとめ

エコキュートを長持ちさせ、快適に使い続けるためには、適切なお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。日常的な簡単なお手入れや、専門業者によるメンテナンスを怠らず、製品を最適な状態に保つことが大切です。こうした対策を行えば、エコキュートのメリットを最大限に活かし、経済的で衛生的なお風呂を楽しめるはずです。エコキュートを末永く活用するため、お手入れの習慣を身に付けましょう。

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