ダイキンのエコキュートでエラーコード「H3」が出たときの対処法!考えられる故障部位や修理代は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

エコキュートは複雑な構造を持った給湯器のため、ときに不具合を起こします。そんなとき、リモコンに表示されたエラーコードが、どのような意味を示しているか、ご存知でしょうか。

実際のところ、「急にエラーが出たらパニックになってしまい対処がよく分からない…」といった方もよくいらっしゃいます。

しかし、エラーコードをよく知らずに対処をしてしまうと、今後エコキュートを使っていく上であまりよくありません。エラーコードはどのような不具合が起きているのか利用者に知らせるために表示されますが、時には解決策を施したにもかかわらず直らない、というケースもあるのです。

ここからは、ダイキンのエコキュートで「H3」が出た場合の対処法について紹介します。想定される修理代金等も解説しますので、どのようにすれば今後も効率的にエコキュートを使っていけるかが理解できることでしょう。

エラーコード「H3」の意味

H3は、ダイキンのエコキュート独自のエラーコードです。ヒートポンプユニット(本体)の中でも、特に高圧圧力スイッチの不具合を示しています。

高圧圧力スイッチは、簡単にいうとエコキュートの稼働中に内部の圧力が上昇しすぎた際、強制停止させる安全装置です。つまり、安全にエコキュートが稼働するために必要なスイッチといえます。

このスイッチが不具合を起こしているというH3エラーコードが出た場合、考えられる原因は2つ。

  • 高圧圧力スイッチそのものが不具合を起こしている
  • エコキュートを強制停止させるための制御基板が不具合を起こしている

原因がいずれにあたるのかは、専門業者の点検によって異なります。割合としては、高圧圧力スイッチの不具合であることが多いようです。

エラーコード「H3」を直す方法

ダイキンのエコキュートでリモコンに「H3」が表示されたら、本体を再起動しましょう。

基本的に、H3のエラーコードが出た場合は故障の可能性が高いため、自分でできることは再起動のみです。では再起動のやり方を見ていきましょう。

2-1. 貯湯タンクの漏電遮断器を「OFF」にして10秒以上待つ

まずはエコキュートの電源にあたる部分「漏電遮断器」を見つけましょう。

漏電遮断器は、エコキュートの貯湯タンクに付いています。普段はカバーで覆われているため見つけにくいかもしれませんが、貯湯タンクの全面上部や側面を探してみましょう。夜の場合は、懐中電灯で照らしながら作業すると良いかもしれません。

漏電遮断器を見つけたらカバーを空け、スイッチを動かして「OFF」の状態にします。

エコキュートは電源が切れた状態になり、リモコンの画面も一時的に真っ暗になるはずです。そして10秒以上待ちましょう。

2-2. 貯湯タンクの漏電遮断器をもう一度「ON」にする

エコキュートをOFF状態にして10秒以上経過したら、再びONの状態に戻しましょう。この後、リモコンに再びH3が表示されなければ、エラーコードは解決です。

ちょっとした接触不良や誤検知などで、エラーコードが出たと考えられます。

しかし、エコキュートが本当に故障している場合、再起動してから少し経つとH3のエラーコードが再び表示されます。この場合は、早急に点検と修理を依頼するしかありません。

2-3. 何度も再起動を繰り返さない

一度再起動してもエラーコードが再び表示される場合、再起動は何度も繰り返さないようにしましょう。

エコキュートの再起動は、エラーコードが偶然表示されたものでないかを確かめるための動作です。

エコキュートは接触不良や誤った検知をする場合があるため、再起動することでこうした偶発的なエラーコードは解決できます。

しかし、本来H3のエラーコードはエコキュート本体の高圧圧力スイッチの不具合を示すエラーコードです。

再起動しても表示されるということは、本当に本体の中で不具合が起きている可能性が高いと考えましょう。

正常に稼働しないエコキュートに対して再起動を繰り返し、無理に動かそうとするのは危険です。本体に大きな負担をかけることにもなるため、控えましょう。

エラーコード「H3」が消えない場合

再起動をしてもエラーコード「H3」が消えない場合、専門業者の修理が必要です。

修理を依頼する先はメーカーであるダイキンか、エコキュートを購入した販売店や家電量販店の2種類。

メーカー保証期間内ならダイキンに、代理店や販売店の延長保証が適用できる場合はそちらに修理を依頼するのがおすすめです。

ではそれぞれへの問い合わせ方法や、保証期間などを見ていきましょう。メーカー保証期間が分からない人も、ぜひご覧ください。

3-1. ダイキンの修理受付窓口に問い合わせる

メーカー保証の期間内なら、ダイキンの修理窓口に直接問い合わせましょう

ダイキンのエコキュートの保証期間は部品によって異なり、本体(ヒートポンプユニット)は1年、内部の冷媒系は3年となっています。

H3エラーコードの修理の場合は本体の修理となる可能性が高いため、購入からおよそ1年以内なら保証期間といえます。

なおダイキンのコンタクトセンターは、24時間365日問い合わせに対応しています。コンタクトセンターに直接電話で問い合わせても良いですし、下記URLから、オンラインで修理を申し込むこともできます。

コンタクトセンターでは、お持ちのエコキュートがメーカー保証期間内かどうか分からない場合にも電話してみることをおすすめします。

保証書がない場合は電話で問い合わせ、製品番号などエコキュートの情報を伝えることで無償修理に応じてもらえるかもしれません。窓口は以下のとおりです。

コンタクトセンター(お客様総合窓口)全国共通フリーダイヤル 0120-88-1081

ダイキン公式ホームページ|修理受付

3-2. エコキュートの販売店に問い合わせる

メーカー保証期間は過ぎている場合でも、代理店や販売店の延長保証に加入している場合は、期間内の無償修理が可能です。

販売店によっては3年、5年と有償で保証期間を延長することができます。

こうした保証期間内の場合は、保証書を手元に用意した上で販売店に修理を依頼してみましょう。なお、保証書がない場合も諦めずに問い合わせてみることをおすすめします。

ヤマダ電機やケーズデンキ、ヨドバシカメラは場合によって保証書がなくても無償修理対応したケースもあるそう。レシートなど、購入の事実が分かる資料を探してみましょう。

3-3. ダイキンの「AI故障診断を使う」

ダイキンには、AIが会話形式で質問や相談に答えてくれるサービスがあります。24時間365日いつでも質問でき、エラーコ―ドの対処法についても即座に答えてくれます。

このチャットではエラーコードの対処法だけでなく、修理費用や買い替えを検討する際のカタログを閲覧したり、近くの販売店を探したりすることも可能です。

もしこの機会にエコキュートの買い替えを検討される方は、このチャットツールから製品を選んで購入を申し込んでも良いでしょう。

ダイキンAI故障診断

エラーコード「H3」の修理にかかる費用

保証期間を過ぎている場合、有償での修理が必要となります。H3が出ている間は残り湯を使えるものの、新たな沸き上げができない状態のため非常に不便です。

早急に修理依頼先を決め、修理日程を決めましょう。

4-1. ダイキンの正規価格

ダイキンに修理を依頼すると、およそ3万4,000円~4万6,000円(税込)がかかります。上記の価格は、電気系統部品の修理や交換をした場合の費用です。

ただしエコキュート自体が古くなっており、本体そのものの交換をすすめられた場合は税込20万円前後の費用がかかる場合もあります。

エコキュートが老朽化している場合は、本体だけでなく全体を買い替えた方がお得かもしれません。

参考:製品別の修理目安金額|ダイキン工業株式会社

4-2. 家電量販店やエコキュート修理業者の修理費用相場

販売店や、エコキュートの専門修理業者の価格設定はさまざまです。

H3エラーコードの解決には本体(ヒートポンプユニット)内部の修理が必要になりますが、相場は約7万7,000円〜22万円(税込)とかなり幅が広く、依頼するまでどのくらいかかるのか分かりません。

そのため、まずは点検に来てもらった上で修理費用の見積もりをもらうと良いでしょう。

いざというときのために持っておきたい取扱説明書

現在取扱説明書が手元にない人は、この機会にダイキンの公式ホームページからダウンロードしておくことをおすすめします。

取扱説明書は、いざというときに役に立ちます。メーカーの問い合わせ先が分かるだけでなく、エラーコードの示す意味と対処法も一覧で掲載されています。

さらに機器のどの場所にどの部品があるのかもすべて記載されているため、取扱説明書を見れば再起動するときの漏電遮断器の場所も一目瞭然。

万が一水漏れが起きた場合も、取扱説明書を見て止水栓を閉めるなど、適切な対処ができます。

ダイキンエコキュートの取扱説明書は、下記のリンクから無料でダウンロードできます。

空調製品検索(D-SEARCH)|ダイキン工業株式会社

まとめ

ダイキンのエコキュートで「H3」が表示されたときの対処法について解説しました。

H3は再起動が主な解決策となりますが、それでも直らないケースが多いエラーコードです。

修理が必要な場合はまず保証期間を確認しましょう。

保証期間外の場合は迅速に対応してくれる修理業者を探します。

この際、口コミ等も見て悪徳業者にあたらないよう、気を付けましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

電気温水器・エコキュートのトラブルなら

電気温水器・エコキュートの水漏れ・修理・入れ替えなら、早い・安い・安心の関電グループ協力店「カンテック」へ。「当日お風呂使えるようにします」

【スピード対応!最短30分で到着!】
【365日24時間対応で、どんな種類の給湯器でも対応】
【関電グループのプロショップが対応】
【信頼できる安心施工】


 

エリア毎のお問い合わせはこちら

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA