長府製作所のエコキュートはどこが違う?知っておきたいメーカー特性を細かく解説!

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様々なメーカーから発売されているエコキュート。みなさんは、エコキュートがそのメーカーによってそれぞれどう違うのか、ご存知でしょうか。

実際のところ、「メーカーがたくさんあって、イマイチ違いがわからない…」という方も少なくありません。

しかし、実際にメーカー毎の特徴を知らずに何となくで選んでしまうのはもったいないです。エコキュートは大手のメーカーから、地方発のメーカーまで様々ですが、実際の機能が優れているメーカーのものを選ぶべきなのです。

ここからは、意外と知られていない「長府製作所」というメーカーのエコキュートについて詳しくご紹介していきます。この記事を読めば、大手メーカーに並ぶ長府製作所の特徴的な機能が理解できることでしょう。

エコキュートのポイント

まずはエコキュートそのものについてご紹介していきます。

エコキュートを購入するにあたってどのようなメリットがあるのか知っておきましょう。

1-1. 電気代を大幅削減

なんといってもエコキュートの一番の魅力はコストの削減です。

エコキュートは「自然冷媒ヒートポンプ」という仕組みで、非常に効率のよい給湯を行います。

さらに夜間の稼働がメインとなるので、安い夜間電力が適応されることで通常よりも電気代が下がるという特徴があります。

どの程度月額料金が安くなるのかというと、電気温水器と比べて約3分の1にもなるとされています。

1-2. 環境にやさしい

エコキュートは電気をエネルギー源として稼働するので非常にクリーンなのが特徴です。

石油やガスを使う給湯器は二酸化炭素や有害物質を出しますが、エコキュートはそのようなことが一切ありません。

それどころかエコキュートは大気熱を吸収して熱を生み出します。そのため空気中の二酸化炭素を取り込んで熱エネルギーとして活用するのです。

小さいお子様のいるご家庭でも環境を汚さずに使えるので安心な給湯器です。

1-3. 便利なオプションも多数

エコキュートには「給湯専用」「セミオート」「フルオート」と三種類のタイプがあります。

フルオートタイプは追い炊きや保温に加えて、メーカーによって色々な便利機能を付けることが出来ます

また、メーカー問わずエコキュートには学習機能が搭載されているのが特徴。

お湯の使い方や普段の設定を学習し、自動で最も無駄がなく快適な給湯をしてくれるという優れ者なのです。

1-4. 安全設計

エコキュートは安全性の高い給湯器としても人気です。

石油やガスを利用する給湯器は、火を使います。そのため火災の原因にもなるほか、故障したときに不完全燃焼が起き、有害なガスを発するなどといったリスクがあります。

一方エコキュートにはそのような心配がありません。火を一切使わないので火災のリスクがなく、有害物質を出す心配もありません

簡単かつ安全に使えるという点でも高く評価されています。

1-5. 万が一のライフラインとしても使える

エコキュートは、もし断水などが起きたときにもライフラインとして使うことが出来ます

というのもエコキュートには世帯人数に応じた大きさのタンクが付いています。このタンクには常に満タンになっており下には水、上部には沸かしたお湯が貯められています。

このお湯を手動でくみ取ることも出来るようになっているので、万が一の時のお湯にも困りません

電気がストップしてもしばらくは保温効果が持続するのであたたかいお湯が出ます

エコキュートのメーカー

続いてエコキュートのメーカーについてご紹介していきます。

2-1. 大手メーカー

エコキュートは一つの会社の固有の製品名ではありません自然冷媒ヒートポンプシステムという仕組みを持つ給湯器の総称です。

そのため、あらゆるメーカーからエコキュートは発売されています。

ちなみにエコキュートを初めて発売したのはコロナというメーカーです。他にも大手の電化製品メーカーでいえば、東芝・パナソニック・三菱電機などなど。

さらにエアコンで有名なダイキンや、日立もエコキュートを発売しています。

2-2. 意外と知られていない長府製作所

大手の電化製品メーカーが並ぶ中、意外と知られていないのが長府製作所です。

長府製作所は通称「長府ボイラ」の名で親しまれている会社。山陰地方を拠点とする住宅設備機器メーカーですが、意外と知らない人が多数。

しかし長府製作所はその通称の通り、ボイラや給湯器に強いメーカーなのです。

長府製作所とは

ここからは長府製作所について詳しく見ていきましょう。まずは会社概要からご説明していきます。

3-1. 山口県が拠点の住宅設備機器メーカー

長府製作所は、山口県に本社を置く住宅設備機器メーカーです。

エコキュートの他にも、様々なタイプの給湯器やエアコン、太陽光関連の製品などあらゆる機器を開発・販売しています。

会社としての歴史は長く、1954年にメーカーとして創立。元は灯油や石油関連の製品に注力していました。

しかし近年では環境に配慮した製品の開発に力を注いでいます

3-2. 給湯器に強いメーカー

ボイラシステムを搭載した製品に強い長府製作所。そのため創業間もなくして給湯器の開発にも取り掛かりました。

当時は灯油などを燃料としたものが全てでしたが、現在は太陽光発電や電気を使った給湯器にも注力しています。

ちなみに今となっては太陽熱温水器と石油給湯器の国内シェアは業界の中でもトップクラスを誇っています

たしかな技術とノウハウの蓄積を今にも生かし続けるメーカーなのです。

3-3. エコキュートも販売

そんな給湯器に強い長府製作所がエコキュートを開発していないわけがありません。もちろん、様々なタンクサイズを用意してしっかりと販売しています。

また、給湯専用タイプからセミオートタイプ、フルオートタイプまで全てそろっています。

さらに長府製作所ならではのエコキュートの特徴もあるので、この後詳しくご説明していきます。

長府製作所のエコキュートの特徴

ここからは長府製作所のエコキュートにどのような特徴があるのか見ていきましょう。

同じエコキュートとはいえメーカーによって少しずつ差があります。あまり知られていない長府製作所の企業努力は必見です!

4-1. 井戸水対応モデルがある

エコキュートと相性が悪いと言われているのが井戸水

硬度の高い井戸水をエコキュートに通すことで配管にカルシウム成分が蓄積し、故障の原因になるとされています。

そこを改善して井戸水も使えるエコキュートを開発したのが長府製作所です。

腐食に強い管を採用し、カルシウムが蓄積しないよう、管のコーティングも徹底

これによりランニングコストが増えることも無く、井戸水をお使いの世帯にはもってこいのエコキュートなのです。

4-2. 耐震強度にこだわった安心設計

エコキュートには大きく、重いタンクが装備されています。その大きさから外に置くことが多いタンクですが、怖いのは地震などの災害です。

しかし長府製作所のエコキュートはタンクの重心を低い位置に設定し、倒れにくい設計になっているので安心。

さらに震度7程度、もしくはクラスSの地震まで耐えられる設計になっています。

これなら万が一の時もタンクが倒壊したりするリスクも少なく、安心です。

4-3. 強い水圧をキープ

エコキュートは開発当初、複数個所でお湯を使うと十分な水圧がキープできないという難点がありました。

各社がその点を改良する中、長府製作所もまた水圧のキープに重きを置いて改良を進めました。

そして現在は300kPaという強い水圧をキープすることに成功しています。

水圧が下がりがちなマンションの高層階でも、問題なくシャワーが使える程度の水圧です。

4-4. 細かい「沸き上げ設定」が可能

お湯を沸かすときの設定も生活スタイルに合わせて色々なやり方が出来ます。

一番節約効果が高いのは「おまかせ設定」です。

これは日々の使用湯量に基づいて夜間に沸かす量を自動計算し、無駄なくお湯を沸かしてくれる設定です。

また、いつもよりお湯を多く使う場合は「多め」という設定がおすすめ。夜間にフルでお湯を沸かし、日中は適宜お湯が切れないように沸き上げを行います。

また、日中の沸き上げをしない「夜間のみ」設定も出来ます。これにより夜間料金のみで稼働できるので、コストの削減が期待できます。

長府製作所の「ecoとく運転」

長府製作所のエコキュートには「ecoとく運転」といった機能が備わっています。

名前の通りエコを追求した機能なのですが、その要素はいくつかあります。

最後にこの「ecoとく運転」の内容についてご紹介していきます。

5-1. 「ecoとく運転」の仕組み

「ecoとく運転」とはなにか簡単に説明すると、「お風呂の残り湯の熱を再利用する」というシステムです。

通常、お風呂の残り湯は捨てるか追い炊きするかしかありません。

しかし長府製作所のエコキュートの場合、残り湯の熱を回収し、新たにお湯を作る熱として再利用することが出来るのです。

ちなみにその熱回収率は40%にものぼります。

これにより、一層無駄な電力を使わないエコな運転が実現できるのです。

5-2. エコキュートの熱回収量を表示

長府製作所のエコキュートのリモコンには、常に回収された熱量が表示されます。

回収された熱量のことを「ecoとく量」と呼びます。

ecoとく量は常に湯はりの回数によって表示されています。例えば「ecoとく量:お湯はり1回分」と表示されていれば、お湯はり1回に必要なレベルの熱量を回収できたということになります。

目に見えてお得さが実感できるシステムです。

5-3. 「ecoとくオート」で自動運転

「ecoとく運転」はいつも手動で行わなくてはいけない訳ではありません。

「ecoとくオート」という設定をしておくことで、自動的に起動します。

「ecoとくオート」は、保温終了から何時間後に「ecoとく運転」を始めればいいのか設定することが出来ます。これで運転のし忘れも防げます。

5-6. エネルギーロスカット機能あり

エコキュートのタンクは常に満タンになっており、その一部を沸かすと体積が膨張するのでお湯が漏れる仕組みになっています。

ちなみにタンクの上部がお湯で下部が水。とくに仕切りはありません。

長府製作所はこのあふれるお湯にも注目

これを上からではなく下から排出することで、お湯はそのままに冷たい水だけが排出出来て無駄がありません

エネルギーを無駄にしない長府製作所のエコキュートならではの設計です。

まとめ

長府製作所のエコキュートについてご紹介しました。

井戸水対応を始めとして中々特徴的な機能が色々ありましたね。

大手メーカーに並ぶおすすめメーカーなので、是非購入の際にはご検討してみて下さい。

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