エコキュートの交換費用は?失敗しない業者選びのポイントや、お得に交換するための方法を解説します!

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エコキュートは、熱効率が高く省エネな給湯器です。ガス給湯器などと比較して、寿命が長いという特徴があります。そんなエコキュートもいつかは故障し、交換しなければなりません。皆さんは、交換のお得な方法をご存知でしょうか?

実際、急にエコキュートが壊れてしまうと「どうやって業者を選べばいいかもわからない…」とパニックになってしまうことも。

しかし、焦って業者を選び、エコキュートの交換をしてしまうのはかなりリスキーです。時にはコストで損をするだけではなく、交換したばかりのエコキュートが正常に稼働しなかったり、十分に業者からのアフターフォローが受けられないこともあります。

ここからは、エコキュートの交換にかかる費用や、正しい業者の選び方について詳しく解説します。どのようにすればあなたにとって最適なエコキュートの交換ができるかが理解できることでしょう。

エコキュートは10年~15年で交換が必要

エコキュートの寿命は10年~15年とされています。しかし、場合によっては10年未満で壊れてしまうことも。

寒暖差や塩害など、設置した環境によって負担がかかり、寿命が短くなる場合もあるのです。

また、エコキュートは一般的に、8年以上使用すると経年劣化が進むといわれています。この頃を過ぎると、ある日突然壊れてしまってもおかしくありません。

急に使えなくなってしまう前に、買い替えや交換を検討した方が良いでしょう。

なお、8年以上使っているエコキュートは修理を依頼しても交換をすすめられることが多数。修理費と交換費用が変わらない場合もあるので、早めの交換をおすすめします。

エコキュートの交換にかかる費用

では、エコキュートの交換にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

2-1. エコキュート本体の交換費用

エコキュート本体を交換するのにかかる費用は、およそ20万円~70万円です。

価格に大きな開きがあるのは、エコキュートの機能やサイズによって本体価格が異なるためです。

たとえば機能の少ない給湯専用タイプや、セミオートタイプのエコキュートなら20万円未満で購入できるものもあります。

しかし、現在多くの家庭で使われているフルオートタイプのものだと、370ℓ(3~4人用)でも30万円近くするものが少なくありません。世帯人数が多ければ、本体の価格はより高くなるでしょう。

2-2. エコキュートの交換にかかる工事費用

エコキュートを交換するには、本体費用だけでなく工事費用もかかります。工事費の相場はおよそ15万円です。

ただし、価格の設定は業者によって異なるため、業者選定の際は複数社から見積もりを取って比較すると良いでしょう。

また、15万円は従来と同じタイプのエコキュートを付けた場合の価格です。たとえばエコキュートをグレードアップしてお風呂につながる配管を新たに増やすとなった場合、工事費はより高くなることが想定されます。

家の立地や工事現場の環境によって費用が上下することもあるので、工事費用はくまで目安として覚えておくと良いでしょう。

エコキュート交換の流れ

ではどのような流れでエコキュートを交換するのか見ていきましょう。

3-1. エコキュートを交換する段取り 

エコキュートを交換する際、まずは以下の手順で業者を選びます

  1. 依頼する業者の候補を探す
  2. 複数の業者に見積もりを依頼
  3. 現地調査
  4. 見積もりを比較
  5. 一社に絞り込む

失敗しない業者の選び方については、後ほど詳しくご説明します。

そして決定した業者と工事日程を調整し、以下の手順でエコキュートの交換を進めます。

  1. 既存のエコキュートや配管の撤去
  2. 新たなエコキュートの搬入
  3. エコキュートの基礎作り(必要に応じて)
  4. 新たなエコキュートの設置
  5. 試運転
  6. 片付け
  7. 完了

既存のものと同じタイプのエコキュートへ交換する場合、元の土台は再利用できる場合があります。

ただし、劣化や歪みなどがあることから、作り直す場合も。試運転ではきちんとエコキュートが動くかどうか確認します。

3-2. エコキュート交換にかかる時間 

エコキュートの交換にかかる時間は、およそ4時間~半日です。工事日程さえ決めてしまえば、1日もかからず交換は完了します。

しかし、業者にエコキュート本体や部材の在庫がない場合は、工事日程が後ろ倒しになってしまうことも。

すでにエコキュートが壊れてしまい、交換に急を要する場合は在庫のある業者を探して依頼すると良いでしょう。

また、エコキュートの交換作業中はお湯が使えません水仕事やお風呂などは、工事の時間を避けて済ませておきましょう

エコキュートを交換する際の注意点

エコキュートを交換するときには、いくつかの注意点があります。後から後悔しないためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。

4-1. エコキュートの種類を検討する

まず交換するエコキュートの種類を検討しましょう。エコキュートには、「給湯専用」「セミオート」「フルオート」という3つのタイプがあります。

近年、多くの家庭で使われているのがフルオートのエコキュートです。フルオートのエコキュートは、保温や足し湯、追い炊きなどを自動で行えます

一方、セミオートに上記の機能はなく、自動で湯はりをするだけの機能が搭載されています。給湯専用蛇口をひねってお湯を出すタイプの、シンプルなエコキュートです。

最も便利なのはフルオートのエコキュートですが、以前使っていたものがセミオートや給湯専用のものだった場合、設置に追加工事が必要になる場合もあります。

必要な機能を検討した上で、業者と相談しながらエコキュートの種類を決めましょう。

4-2. エコキュートの機能を検討する

フルオートタイプのエコキュートに交換する場合、メーカーによって便利な機能が搭載されています。

たとえば東芝のエコキュートには、除菌効果の高い銀イオンを浴槽に発生させられる機能が搭載。2日目の残り湯も匂いが少なく、快適に入れるといったメリットがあります。

こうしたメーカーごとの特徴を踏まえ、商品を選ぶとより快適性が上がるでしょう。

4-3. 信用できる業者を選ぶ

エコキュートを交換する際に重要なのは、信用できる業者選びです。エコキュートの交換を請け負う業者の中には、残念ながら悪徳業者もいます。

悪徳業者に引っかかると、コストで損をするだけでなく十分なアフターフォローが受けられないというデメリットも。

ひどい場合には、施工が不十分で交換したばかりのエコキュートが正常に稼働しないケースもあります。

エコキュート交換の際は、こうした業者には依頼しないよう十分注意しましょう信頼できる業者選びについては、後ほど詳しくご紹介します。

4-4. 現地調査を依頼してから見積もりをもらう

見積もりをもらう際は、必ず現地調査をしてもらいましょう。なぜなら家の構造や設置場所よっては、工事に追加費用がかかる可能性もあるからです。

安いと思って依頼しても、後から追加費用がかかって結果的に交換費用が高くいては意味がありません。

見積もりは現地調査をした上、正確な額を算出してもらうようにしましょう。どういった場面で追加費用がかかるのかも、あらかじめ聞いておけると安心です。

エコキュートの交換を依頼する業者の選び方

ではここから、エコキュートの交換を依頼する業者の選び方をご紹介します。

5-1. 実績のある業者を選ぶ

業者を選ぶ際は、エコキュートの交換実績があるかを確認しましょう

インターネット上でエコキュートを販売している業者の多くは、取り付けや交換実績をサイトに掲載しています。公式サイトに情報がなければ、口コミサイトを見てみるのも良いでしょう。

また、実際に問い合わせて交換実績について聞いてみるのも手です。

5-2. 自社工事をしている業者を選ぶ 

エコキュートの交換を依頼するなら、自社で交換工事を請け負っている業者がおすすめです。自社自社工事をしていない業者では、工事会社への伝達ミスが起きることもしばしば。

契約時の話と違う内容で工事が進んだり、工事当日に施工業者から事前の話にはなかった追加費用を請求されたりすることも考えられます。

また一般的に工事を下請け業者に依頼する分、自社施工をしてる業者に比べて費用が高いというデメリットも。

さらに万が一工事の手直しが必要になっても、自社工事のできない業者は下請けに話を取り次ぐだけなので迅速な対応ができません。

なお、サイトでは自社施工!をうたっていても実際には外注の場合もあります。本当に自社で一から工事を請け負っているのか、確認しましょう。

5-3. 修理もできる業者を選ぶ 

エコキュートの交換には工事だけでなく、修理も自社で対応する業者を選びましょう。

自社で修理をしていないと、エコキュートのトラブルが起きた際に、メーカーに話を取り次ぐことしかできません。すると、対応に時間がかかったり、費用が高くなったりといったデメリットがあります。

特に11月〜2月はメーカーの繁忙期です。そのため修理の依頼から1.2週間待たされる場合も少なくありません。

また、配管からの水漏れなどは機械の故障ではないのでメーカーは修理対象外となります。この場合、新たに修理業者を見つけなければなりません。

急なトラブルにも迅速に対応できるよう、必ず修理もできる業者に交換を依頼しましょう。

5-4. 定期メンテナンス(1年毎)を行っている業者を選ぶ

どのメーカーのエコキュートも定期的に水抜きや掃除をし、故障がないか点検する必要があります。

そのため、必ず1年おきに定期点検とメンテナンスを行ってくれる業者を選びましょう。

メンテナンスや点検は自分でできるものもありますが、本格的な配管の掃除などは業者に任せた方が無難です。

また、自分で行う点検はついつい忘れてしまうことも。メンテナンスをしないと、内部の水漏れなどといった故障が起きやすくなります。

早く修理すれば簡単に直せる故障も、放っておくと取り返しのつかないことになる場合があるのです。

エコキュートを長く快適に使うためにも、メンテナンスサービスのある業者に交換を依頼しましょう。

5-5. レスポンスが早く丁寧な業者を選ぶ

エコキュートの交換を頼んだ業者とは、今後の修理やメンテナンスで長い付き合いになります。そのため、万が一のときにも安心して頼れる業者を選びましょう。

その基準として、担当者のレスポンスの良さや対応の丁寧さをチェックすることをおすすめします。

特に見積もりの見方や工事の段取りなど、こちらの不安を取り除いてくれるかどうかが重要です。

顧客の目線に立って親切な提案をしてくれる担当者は、信用できるといえるでしょう。

お得にエコキュートを交換するには?

何かと費用のかかるエコキュートの交換ですが、ちょっとした工夫でコストを抑えられる可能性があります。

6-1. 火災保険を適用する

入っている火災保険建物の付属物も対象としている場合は、火災保険が使える場合があります。ただしこれは、火災や雪害など自然災害によってエコキュートが壊れた場合のみです。

また、火災保険を適用する際は迅速に被害写真を撮影し、保険会社に送りましょう。

6-2. 自治体の補助金を活用する 

地域ごとの補助金制度を活用すれば、エコキュートの交換費用が節約できるかもしれません。

たとえば埼玉県ではエコキュートの設置に4万円の補助金を出しています(2021年4月現在)。なお、それぞれ補助金の申請期間や、条件が設けられています

応募人数によっては、早い段階で補助金の申請が締め切られてしまう場合も。まずはお住まいの自治体のホームページで補助金があるか確認しましょう。

まとめ

エコキュートの交換についてご紹介しました。

エコキュートの交換には手間も費用もかかりますが、信頼できる業者を選ぶことでコストや手間を最小限に抑えられます。

特に、設置工事から修理、メンテナンスを一貫して請け負う業者を選んでおくことは重要です。

信頼できる業者選びで、エコキュートを長く快適に使いましょう。

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