エコキュートの人気が急上昇中!人気の秘密やエコキュートの購入背景などを大解剖します!

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テレビCMや広告で知名度が高まっているエコキュート。 その人気は年々上昇していますが、皆さんはエコキュートが一体なぜこんなに人気があるのかご存じでしょうか。

実際のところ、「良いとは聞くけど、実際何がどう人気なのかわからない…」という方もいらっしゃるはずです。

しかし、給湯器を導入するときは購入メリットや利便性も知って納得してから購入したいですよね。エコキュートは環境へ配慮するだけでなく、電気代削減など様々なメリットがある給湯器なのです。

ここからは、エコキュートの人気の秘密に迫ります。この記事を読めば、エコキュートがこれ以上にないおすすめの給湯器だということが理解できることでしょう。

エコキュートの販売について

まずはエコキュートの開発や販売状況について見ていきましょう。

1-1. エコキュートの誕生秘話

エコキュートは自然冷媒ヒートポンプ給湯器という正式名称を持つ、給湯器です。

そのルーツは1990年代にまでさかのぼります。その時代、冷房やカーエアコンなどでは「フロン」という物質が使用されていました。

しかしこれが大気中に放出されるとオゾン層の破壊につながる有害物質だということが判明

そこでフロンをオゾン層への影響が少ないクリーンな物質へ変更する方針となりました。

これを受けて東京電力やデンソー・電中研・コロナといった各分野の企業が協力し、海外の技術も取り入れながら環境にやさしいシステムの開発を急ぎました

ついに自然冷媒(CO2)を利用した技術を考案したのです。

これがエコキュートにおける「自然冷媒ヒートポンプシステム」の発祥です。この技術はエアコンや給湯器など様々な機器に適応されるようになりました。

1-2. エコキュートの人気メーカーや変遷

エコキュートが初めて発売されたのは2001年のことでした。

初めてエコキュートを販売したのは「コロナ」というメーカー。現在でもエコキュートの販売市場では人気上位を誇るメーカーです。

エコキュートが発売されてからというもの、各メーカーがそのシェアを競っている状況が続いています。

2008年時点では、パナソニックが国内市場の約25%を占めて独占。ダントツ1位のシェアを誇っています。

そして2位は三菱電機約20%のシェアを獲得している状況です。

その後にはコロナやダイキンが続き、約15%のシェアを獲得。

他にも東芝や日立といったメーカーがエコキュートを販売しています。

1-3. エコキュートの現在の販売状況

エコキュートは「家庭での消費エネルギー効率化」の名のもとに今日まで販売促進を行われてきました。

2001年発売の初年度は販売台数が1万台もいかなかったエコキュート。しかしここ最近でぐんぐんと右肩上がりの人気を見せています。

販売開始から8年が経過した2009年には全体で200万台の販売台数を突破。

そして2018年には600万台ものエコキュートが購入されているのです。

知名度が徐々に広がっていくのと共に、その利便性や購入メリットも理解されつつあるエコキュート。今後もますます人気を高めていくことでしょう。

エコキュートの人気の秘密

続いて、エコキュートの人気の秘密に迫ります。エコキュートにはどのような購入メリットがあるのでしょうか。

2-1. 圧倒的な省エネ性能

本来、エコキュートが開発されたのは高い効率で熱を生み出す給湯器の需要があったからです。

そのためエコキュートは少ない電気で大きな熱を生み出せるという特徴があります。これを簡単に言うと、「省エネ性能が高い」ということになります。

また先ほどもご紹介した通り、エコキュートは自然冷媒(CO2)を活用。そのため、稼働しても環境への影響が最小限に抑えられています

ちなみに世界各国と比較しても日本のヒートポンプシステムは非常に性能が良いことで有名

安定して少ない消費エネルギーで稼働することが出来るのです。

2-2. 電気代を抑えることが出来る

消費するエネルギーが少ないことは、環境だけでなく使う方にとってもメリットがあります。

エネルギーとはつまり電気です。電機の使用量が少なく済むということは、電気代がかからないということになります。

しかもエコキュートの場合、高効率なだけでなく夜間電力を利用するというオプション付き

電機の料金は昼間よりも夜の方が安いので、夜間電力を利用すればさらにコストダウンが図れるのです。

そのため電気温水器からエコキュートに交換するだけで月々の電気代が約3分の1程度に抑えられるというデータもあるほど、エコキュートはコスパの良い給湯器なのです。

2-3. 安全性が高い

エコキュートは装置の内部で火をつかうことがありません。これはガス給湯器や石油給湯器との圧倒的な違いです。

電気の良いところは、火事のリスクが圧倒的に少ないこと。特に小さなお子さんがいる家庭などではこうした安全性にこだわる方も多数です。

そのため安全性を考えて電気を利用するエコキュートに交換する方も少なくありません。この安全性の高さもエコキュートの人気の秘密なのです。

2-4. 非常時に水が使用できる

エコキュートには大きな貯湯タンクが付いています。これは夜間に沸かしたお湯をためておく装置です。

非常に大きいので時折邪魔になることもありますが、お風呂にお湯をはらなくても常時大量のお湯をストックしているのと同じ状況

つまり何か万が一のことがあって、お湯が必要になったときに非常用のお湯として利用できるのです。

電気がなくてもある程度は保温効果があり、水を取り出す用の栓もあるので非常時に安心だという点も人気の理由です。

2-5. よりハイテクなバスタイムを実現

エコキュートは年々改良を重ねてハイテクになっています。

例えば使用湯量を記憶し、データ化することで自動的に丁度良い量のお湯を作ってくれるなど。非常に便利な機能が多数、搭載されています。

リモコンのボタンも分かりやすく設計されており、音声でのナビもしてくれます。

さらにメーカーによってはあらゆる魅力的なオプション機能が満載。

こうした便利さも他の給湯器と比べると群を抜いています。これもまた人気の理由といえるでしょう。

エコキュートの購入背景(2017年12月 一般社団法人日本冷凍空調工業会調べ)

世間のエコキュート購入者がどのような背景でエコキュートを買ったのか、気になりますよね。

そこでここからはエコキュートの購入背景のデータをご紹介していきます。

3-1. 76%は自ら意図して購入

エコキュートを購入する背景にも色々なケースがあります。

エコキュートを自分の意志で新規に購入した人は全体のおよそ76%というデータが出ています。

残りの24%はというと、自分の意志ではなく「入居した物件に元々付いていた」という理由でエコキュートを導入しているようです。

3-2. 最も多いタイミングは新築建設時

エコキュートを自ら購入した方について見ていきましょう。

こうした方がエコキュートを導入したタイミングで最も多かったのは、「新築の家を建設した時」でした。

やはり自身でこだわりを持って建築する家ではエネルギーに関してもこだわりを持たれる方が多い様子。

ちなみにその次に多いのが「元の給湯器が老朽化・故障した時」です。

「販売店のすすめによって購入した」という方は意外にもこれらより少ない割合なのだとか。

3-3. オール電化と同時に設置する方が多数

では購入に至った「きっかけ」は皆さんどのようなものなのでしょうか。

最も多いのは「オール電化にした」というきっかけで全体の約51%。やはり電気で稼働するオール電化とエコキュートの相性は抜群です。

両方を利用することによって、かなりのエコライフを送ることが出来ます

3-4. 購入者の約96%が満足と回答

自ら購入した人もそうでない人も、エコキュートに関してどう感じているのか調査したデータもあります。

全ての購入者において、約96%の方が「満足」だと回答しているのです。これはエコキュートの快挙といえるでしょう。

従来の給湯器よりもさらにグレードアップし、コスト面でも使用感の面でもメリットが高まったことを示しています

進化するエコキュート

エコキュートの人気はこれからも伸びていくでしょう。現在も各メーカーによって改良が進められ、より便利な給湯器と進化を遂げています。

最後にそんなエコキュートの進化を一部、見ていきましょう。

4-1. 徐々に手の出しやすい価格に

エコキュートは年々、価格の相場が下がっています。

発売当初は50万円以上が一般的ともいわれたエコキュート。近年では技術が普及し、価格も下降傾向にあります。

ちなみに2019年現在では、30万円以下で購入できるモデルも多数

安く取り付けが出来て、依然人気がある電気温水器との価格差も徐々に埋まりつつあります

4-2. 補助金が受けられる場合も

地域をあげてエコキュートの普及を行っている場合もあります。

意外と購入者には知られていませんが、お住いの地域によっては最大10万円を補助してくれる地域もあるようです。

これは地域の事業によって異なり、予算を使ってしまえば終了となってしまうこともありますが知っておきたい制度です。

この制度がより広まれば、エコキュート人気もより高まる事でしょう。

4-3. 家庭用ヒートポンプ給湯機のJIS改正

2018年の3月に家庭用ヒートポンプ給湯機のJISが改正されています。

従来はエコキュートの騒音レベルを特定の1点で測定していました。しかし改正後は全ての範囲に影響する音響レベルでの測定を定めています。

これにより、騒音に関する測定はより精度が高まりました。

エコキュートは静音設計とはいえ、発するわずかな低周波音が気になる方も中にはいます。

こうした音のレベルをしっかりと測定したうえで商品情報として記載してくれるのは良心的ですね。

4-4. ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の促進

経済産業省資源エネルギー庁の掲げる目標に伴い、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)という計画が発足しています。

これは家庭での年間一次消費エネルギーがゼロになることを目指す計画です。

この計画の先駆けとしてエコキュートの販売もこれからどんどん促進されることでしょう。

現に2030年までにエコキュートのような家庭用ヒートポンプ給湯器を1,400万台にまで普及させるという具体的な目標まで立っています。

これからもエコキュートの開発が進み、より便利なものへと進化することでその人気が高まると考えられます

まとめ

エコキュートの人気の背景についてご紹介しました。

エコキュートは環境へ配慮するだけでなく様々なメリットがあります。

特に電気代削減を考えている方にとってはこれ以上にないおすすめの給湯器です。

是非これをふまえて、購入の検討をしてみてはいかがでしょうか。

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