超寿命でエコ性能も高い給湯器、エコキュート。そんなエコキュートですが、他の給湯器に比べて本体がかなり大きいのが特徴です。本体が大きいと、いざ処分するときに困ってしまいますが、ただ処分するより買取りをしてもらえると嬉しいですよね。
実際のところ、「どうやって買い取りしてもらうか分からない…」と困ってしまう方も多くいらっしゃいますが、エコキュートの買取りには少しコツがあります。中には、知っておくと得することも。
ここからは、エコキュートの買取り方法について詳しくご紹介します。また、高額買取りしてもらうためのポイントや業者選びのコツもご紹介。どのようにすればコスパよく買い取りしてもらえるかが理解できることでしょう。
エコキュートを処分するタイミング
まずはエコキュートをいつ手放せばいいのか、適切なタイミングについてご紹介します。
1-1. 10年以上エコキュートを使用している場合
まずは10年以上にわたってエコキュートを使用している場合です。
エコキュートの寿命は10年~15年とされています。つまり、10年以上使用しているエコキュートは、いつ壊れてもおかしくない状態。
寿命が来る前にエコキュートを交換しておけば、万が一の時も安心です。いざ壊れてしまうと、給湯器を交換するまではお湯が使えない状態になります。
お湯が使えないのは非常に不便です。お風呂にも入れないので、銭湯に行くなどといった手間もかかります。
1-2. エコキュートが故障した場合
エコキュートは寿命を迎える前に故障してしまうこともしばしばあります。
壊れた部品によっては、修理代が10万円以上になってしまうこともしばしば。このような場合、新しいエコキュートに交換した方が安く抑えられることがあります。
故障したらまずはメーカーか修理業者に点検をしてもらいましょう。そして出された見積もりを見て、修理費用があまりに高額なら新品への交換をおすすめします。
1-3. エコキュートの不具合が続いている場合
故障とはいかないまでも、ちょっとした不具合が長く続いている場合もエコキュートの替え時です。
例えばお湯の温度が中々設定温度にならない場合や、同じエラーが頻発する場合などです。その場しのぎでなんとか使えてはいても、故障する日が近いかもしれません。
まずはメーカーか修理業者に点検を依頼し、修理の見積もりをもらいましょう。安価で修理できるなら、それに越したことはありません。
ただ、基盤やコンプレッサーの交換などは修理が高額になりがちです。10万円以上の修理が必要な場合は、エコキュートの買い替えを検討しましょう。
1-4. 引っ越しをする場合
仕事や家族の事情で引っ越しをするとき、場合によってはエコキュートの処分が必要になります。
もちろんエコキュートを引っ越し先でも使えるなら、わざわざ処分する必要はありません。
ただし引っ越し先の家に既に給湯器が付いている場合、それを既存のエコキュートに付け替えるのは難しいでしょう。賃貸なら、給湯器の交換を勝手に行えないケースがほとんどです。
また一軒家だとしても、既存の給湯器を外してエコキュートを付け替えるには大掛かりな配管工事や基礎工事が必要です。
エコキュートの処分方法
ではエコキュートを手放すには、どのような方法があるのでしょうか。ここからはエコキュートの処分方法についてご紹介します。
2-1. 買取り業者に依頼する
最も一般的なのは、エコキュート買取り業者に依頼して買い取ってもらうという方法です。
エコキュートを含む家電を中心に買取りを行っている業者は多数あります。しかも引き取りではなく、買取りなのでお金になるのがポイントです。
通常は処分費用のかかるエコキュートですが、買取り業者に依頼すればむしろお金を受け取ることができます。
2-2. 処分業者に依頼する
お金をかけずに処分したいという方は、処分業者に依頼するのがおすすめです。こうした業者は、無料で廃品を回収してくれます。
自身で捨てるには手間もお金もかかりますが、こうした業者に頼めばお金もかかりません。
また即日エコキュートを引き取ってくれる業者も多く、すぐに処分したい方にもおすすめです。
2-3. 新しいエコキュートを設置した業者に引き取ってもらう
エコキュートを新しいものに交換する場合、設置業者が既存のエコキュートを持ち帰ってくれることがあります。
新しいエコキュートの設置と同時に古いものが撤去されるので、一度にまとめてエコキュートの入れ替えができます。撤去だけに他の業者を探す必要もなく、手間のかからない方法です。
ただし設置業者がエコキュートを回収する際は、撤去費用が別途かかる場合がほとんど。エコキュートの工事見積を見て、撤去費用が入っているか確認しましょう。
2-4. 粗大ごみとして処分する
エコキュートは、自身で解体すれば粗大ごみとして処分することもできます。しかしこれには多大な手間と時間がかかります。
まずは自身で、エコキュートを解体しなくてはいけません。これは素人が行うと危険が伴うので、専門的な知識があることが前提です。
さらに解体したエコキュートをトラックなどにのせて、自治体指定の粗大ごみ置き場に持参する必要があります。
このような方法はよほど知識のある人でない限り、おすすめできません。
2-5. 無料で誰かに譲る
ネットでエコキュートを譲渡して処分するという方法もあります。
もし既存のエコキュートに何の不具合もなければ、誰かに譲るのもいいでしょう。
ただし少しでも不具合がある場合は、譲った後のトラブルになりかねません。
また、譲渡の際にはこちらが先方に持っていくのか、先方が引き取りに来るのか、明確にしておく必要があります。
エコキュートの買取り
エコキュートの処分には色々な方法がありますが、一番おすすめなのは買取り業者に出すという方法です。買取りで少しでもお金が入れば、新しい給湯器を買うときの足しになります。
それではここからエコキュートの買取りについてご説明します。
3-1. エコキュートの買取り費用相場
エコキュートの買取り費用相場は、0円~15万円です。エコキュートの買取り費用は、エコキュートの使用年数や型、さらには業者によって異なります。
もちろんひどく汚れており、ほとんど使えないようなエコキュートではタダ同然になってしまうかも知れません。
ただし状態が良く有名メーカーのエコキュートなら、高額買取りも期待できます。
3-2. エコキュート買取りの流れ
エコキュートを買取りに出す手順は以下の通りです。
- 買取り業者を選ぶ
- 買取り業者に査定を依頼
- 査定金額が決定
- 引き取り
- 金額の最終決定
- 支払い
査定は実際に家に訪問し、現物を見たうえで行う業者がほとんどです。
もちろん3.の査定金額が決まった時点で、納得いかなければその業者に買取りを依頼する必要はありません。
エコキュートを高く買い取ってもらうコツ
せっかく買取りに出すなら、できるだけ高値で買い取ってもらいたいものです。そこでここからは、エコキュートを高額買取りしてもらうコツをご紹介します!
4-1. 未使用品や新しい型のエコキュートは高額買取りの対象
あまりないケースですが、販売から間もない新品や未使用のエコキュートは高額買取りの対象です。
また、使用していても有名メーカーのエコキュートなら高額買取りしてもらえる可能性があります。
例えば三菱電機や日立、ダイキンなど。さらに人気の高いモデルなら、なおさら査定金額が上がるでしょう。
4-2. 経年劣化が進む前に買取りに出す
エコキュートは使用年数が長いほど、買取り価格が下がる傾向にあります。そのため、ある程度使用したら壊れてしまう前に買取りに出すことをおすすめします。
そのまま使える状態なら、業者が持ち帰って修理する手間も省けるのでその分高く買い取ってもらえます。できるだけ新しい状態で買取りに出すのがおすすめです。
4-3. エコキュート本体の汚れを落とす
買取りに出す前に、エコキュート本体を掃除しましょう。買取り業者は状態の良さを査定して、金額を決定します。見た目の綺麗さも非常に大切です。
特に外に置いて砂埃をかぶっているような場合は、布で磨くだけでも見違えます。査定金額を上げるために自分でできることは、極力やっておきましょう。
4-4. エコキュートの説明書や付属品を揃える
本体だけでなく、エコキュートの取扱説明書や付属の部品があるかどうかも査定には大きく影響します。
高額買取りしてもらうコツは、できるだけ購入時に近い状態で査定を受けること。
つまり取扱説明書の保存状態も良ければ良いほど、買取り金額も上がります。もしこうした付属品が残っている場合は、査定時にそろえておくようにしましょう。
エコキュートを高く買取りしてくれる業者選びのポイント
エコキュートを買取りに出すには、業者選びも重要です。最後に、エコキュートを高値で買取りしてくれる業者選びのポイントについてご紹介します。
5-1. 複数の買取り業者に査定を依頼する
まず、買取り業者ははじめから1社にしぼらないようにしましょう。時間があれば、査定は複数社に依頼するのがベストです。それぞれから査定結果をもらい、より金額の高い業者を選びましょう。
また業者によって、買取りを得意とするエコキュートの種類が違う場合もあります。メーカーや型番を絞って買取りをしている業者もあるので、自身のエコキュートがそれに当てはまれば高額買取りのチャンスかもしれません。
5-2. 査定後の減額がない買取り業者を選ぶ
よくあるのが、査定後に引き取ってもらったら買取り金額を減額された、というケースです。
せっかく査定金額の高い業者で選んでも、最終的には他の業者と変わらない値段になってしまうこともしばしば。これではまるで詐欺に合ったようで、がっかりです。
そんな事態を防ぐには、査定後の減額がない業者を選ぶと良いでしょう。エコキュート買取り業者の中には、査定後の減額をしないと約束している業者もあります。こういった業者を選ぶことで、金額面は安心です。
5-3. 取り外し費用が無料の買取り業者を選ぶ
取り外し費用がかかる業者にあたると、査定金額から取り外し費用分が差し引かれてしまいます。
結果的に少額になってしまうケースも少なくありません。取り外し費用がかかるかどうかは業者によって異なります。
余分な費用をかけたくない方は、取り外し費用無料の業者を選ぶと良いでしょう。
まとめ
エコキュートの買取りについてご紹介しました。
数ある処分方法の中でも、買取りは最もお得で手間のかからない方法といえます。場合によっては数万円~10万円が手に入ることもしばしば。
ぜひこの記事でご紹介した内容を参考に、新しい給湯器の元手を稼いでください。