環境にも優しく節約効果も高い給湯器、「エコキュート」。皆さんは、どのよう点を重視してエコキュートを選ぶべきか、ご存じでしょうか?
実際のところ、「導入したいけど、どのタイプが自分の家庭に合うかわからない…」といった方も多くいらっしゃいます。
しかし、わからないからと何となくで選んでしまうのはあまりおすすめしません。エコキュートは多くのメーカーで改良が進み、種類も増えている便利な給湯器ですが、費用やお好みのオプション機能など、人によって重視するべき点は様々です。
ここからは、あなたのお家にはどのエコキュートがおすすめなのか、条件別にご紹介していきます。この記事を読めば、あなたにとって最も優先したい条件や家庭環境に効率のよいタイプが理解できることでしょう。

おすすめのエコキュートの選び方
メーカーや製品を選ぶ前に、エコキュートの基本的なスペックを決める必要があります。
まずはエコキュートを選ぶ大前提となる条件から見ていきましょう。
1-1. エコキュートに求める機能
どのメーカーのエコキュートも、機能が大まかに3つに分かれています。
「給湯専用タイプ」「セミオートタイプ」「フルオートタイプ」の3種類です。
簡単な選び方は、追い炊き機能の有無。
「追い炊き機能が必要!」という方はフルオートタイプがおすすめです。
むしろ蛇口から直で湯はりをするだけでいいという方は給湯専用タイプがおすすめ。
追い炊き機能は必要なくても、たし湯をボタン1つで行うといった機能が欲しい方にはセミオートタイプのエコキュートがおすすめです。
1-2. 家族の人数
世帯の大きさによっても選ぶエコキュートの種類が変わります。
例えば1~2人暮らしであれば180ℓタイプのコンパクトなエコキュートで問題ありません。
2~4人家族になると370ℓタイプのエコキュートがおすすめ。
さらに今後家族の増える余地がある場合や、4~6人家族のお家では460ℓタイプのものを選んでおくのが無難でしょう。
もっと人数が多い場合などは、550ℓタイプのエコキュートがおすすめです。
このように世帯人数によって選ぶべきエコキュートのタイプが異なります。
1-3. 設置場所や環境
エコキュートは室外機のようなヒートポンプユニットと呼ばれる装置と、お湯を貯めておく大きな貯湯タンクで構成されています。
これらはかなり場所をとるので、事前に置き場所の確認が必要です。
ちなみに一般的な370ℓタイプの貯湯タンクの大きさは以下の通り。
高さ 約1,830~1,860mm/ 幅 約630~650mm/ 奥行き 約730~750mm
470ℓタイプになると、この高さが300mm~350mm増えます。
また、設置環境も非常に重要。
塩害のある地域、寒冷地、井戸水を使用する場合は、それぞれに対応したモデルのエコキュートを探す必要があります。

エコキュートで重視したいポイント
エコキュートの基本的な選び方についてご紹介しました。しかしこれで終わりではありません。
そこからさらに条件を付けて、数ある種類から最も適したエコキュートをしぼりこむ必要があります。
ここからはさらに細かい条件ごとにおすすめのエコキュートをご紹介していきます。是非ご自身が重視したいポイントに合うエコキュートをチェックしてみてください!
2-1. 省エネ性能の高さ
2-1-1. 省エネ性能の高さで選ぶメリット
最もエコキュートを選ぶ時に重視される条件の1つがこの省エネ性能です。
省エネ性能が高いということは、少ない電力で効率よく稼働できるということ。
つまり省エネ性能が高い製品を選ぶことで、月々の電気代が大幅に安くなるのです。
エコキュートのメリットの1つともいえる節約効果を存分に実感したい方は、省エネ性能で選ぶのがおすすめです。
2-1-2. 高い省エネ性能でおすすめのエコキュート
省エネ性能を図る指標は2つ。省エネ基準達成率と年間給湯保温効率(JIS)です。
まず省エネ基準達成率が最も高いのはコロナのエコキュート。業界で最も高い122%を達成しています。
コロナはエコキュートを初めて販売したメーカーでもあり、非常に人気です。
一方年間給湯保温効率(JIS)の数値が高いのはコロナ・三菱電機・パナソニックなど。
コロナと三菱は同率1位で2.8~4.0。パナソニックは2.0~3.9という数値ですが、エコキュートの国内シェア1位のメーカーでもあります。
2-2. 初期費用の安さ
2-2-1. 初期費用の安さで選ぶメリット
出来ることならエコキュートの初期費用は安く抑えたいですよね。
エコキュートの一般的な相場は35万円~70万円程度とされています。基本的な機能やメーカーによっても初期費用は様々。
しかしそれを最低限に抑えることによって、月々の節約効果で初期費用をカバーすることが容易になります。
つまり初期費用よりもさらにプラスの節約効果が簡単に出せるということです。
2-2-2. 初期費用が安くおすすめのエコキュート
エコキュートはメーカーから直接の購入だけでなく、施工店や代理店からの購入も出来ます。
むしろこうした施工店での購入の方が定価よりも大幅に割引になることも。
ちなみに全体の市場の中で比較的高い割引率を誇るのは、三菱電機のエコキュートとされています。
三菱はメーカー希望小売価格自体も他より安く、およそ70万円~104万5,000円といったところです。
メーカー希望小売価格で見るならその次はダイキンの約71万円~105万円。
もちろん先にご紹介した通りお店によって割引されている率やメーカーが異なるので、いくつかの店舗から見積もりをもらって比較検討しましょう。
2-3. 太陽光発電や床暖房との併用
2-3-1. 他の設備と併用することのメリット
エコキュートの導入と同時に、太陽光発電や床暖房などの導入を考えている方も少なくありません。
リフォームがてらエコキュートを導入するというのはよくある話です。
エコキュートはこうした設備との相性がよく、併用することによってより高い節約効果を発揮します。
特に太陽光発電はエコキュートの夜稼働と太陽光発電の昼間の稼働で、かなり電力使用効率がアップ。
床暖房もエコキュートの温水を使うことによって電気代を抑えることが出来ます。
2-3-2. 太陽光発電や床暖房に対応しているエコキュート
太陽光発電との連携に対応しているエコキュートは近年増えています。
中でもおすすめなのが、三菱電機・パナソニック・コロナのエコキュートです。これらは太陽光発電との連携の中でも人気のメーカー。
そして床暖房との連携に対応しているのは、ダイキン・三菱電機・コロナの3社です。
太陽光発電も床暖房も、全てまとめて新規導入するなら、これらすべてに対応している三菱電機やコロナ製のエコキュートがおすすめです。

2-4. 保証期間の長さ
2-4-1. 保証期間の長さで選ぶメリット
エコキュートは10~15年と非常に寿命の長い給湯器です。そのため、しっかりと寿命を全うするまで元気に稼働してもらいたいですよね。
また、予期せぬ故障にかかる修理代は思わぬ出費となります。
こうした出費を抑えるために重要なのが「保証制度」です。メーカーによって、各部品を無償で修理するという保証期間が設けられています。
これが長ければ長いほど、突然の故障にかかる費用もかからずに済むということになり、安心です。
2-4-2. 保証期間が長くおすすめのエコキュート
メーカーの保証期間は一般的に部品によって異なります。
しかし、全ての部品において5年保証を無償でつけているのが東芝。この保証期間の長さは圧倒的です。
中には1年もしくは2年といった保証期間のメーカーもある中で、5年保証は業界最長。これなら安心です。
ちなみに有償で10年保証をつけられるメーカーはいくつかあります。東芝をはじめ、コロナ・ダイキン・日立です。
この延長保証の料金が最も安いのは代金で28,000円。
5年では不安だという方は10年の延長保証を付けてみるのもいいでしょう。
2-5. 水圧の強さ
2-5-1. 水圧の強さで選ぶメリット
エコキュートの販売当初は特に、水圧が弱くなりがちだということがネックでした。
ましてや2階や3階で使用したり、2箇所同時にお湯を使ったりすると水圧が下がり、ストレスになってしまうことも。
近年ではその構造も徐々に改良されていますが、水圧に着目してエコキュートを選ぶ方も少なくありません。
やはり勢いのいいシャワーでたっぷりお湯を使いたいという方も多いでしょう。
さらに水圧が強いものを選ぶと、湯はりの時間も短くて済みます。
2-5-2. 水圧が強くおすすめのエコキュート
あらゆるメーカーの中で最も強い水圧を誇るのが日立です。日立は独自の「水道直圧方式」というシステムを採用。
これは水道の水圧を損なわず、そのままシャワーや蛇口から水道と同じ勢いで水が出るという仕組みです。
シャワー水圧は500kPaを誇り、業界トップ。当然湯はりも10分程度で完了します。
ちなみに2位は東芝、3位はダイキンが続いています。
2-6. オプション機能
2-6-1. オプション機能で選ぶメリット
各メーカーは他社のエコキュートと差をつけるため、あらゆる独自のオプション機能を展開しています。
こうしたオプション機能は使用上非常に便利なものも多く、見逃せません。
特にフルオートタイプのエコキュートを検討している方にとっては、さらにエコキュートが便利になるということで必見です!
浴槽を綺麗に保ちたい方、お風呂をリラックス空間にしたい方など、人によってエコキュートに求めるポイントが異なるでしょう。
是非ご自身の重視するポイントに合ったオプション機能のあるエコキュートをお探しください。
2-6-2. オプションの人気が高くおすすめのエコキュート
まずはお掃除系の便利機能がついているエコキュートです。
東芝の銀イオンの湯は殺菌・消臭力にすぐれ、2日目のお湯も綺麗に使えます。
さらに三菱電機のバブルおそうじ機能は微細な泡が配管を自動でお掃除してくれる機能です。
次にリラクゼーション系の便利機能についてご紹介します。
日立やダイキン、三菱電機では浴槽にバブルを発生させてバブル入浴を楽しめるというオプション機能があります。
またパナソニックには酸素入浴という独自のオプション機能がついており、おすすめです。
このように、メーカーごとに色々なオプション機能があります。
まとめ
パターンに分けておすすめのエコキュートをご紹介しました。
エコキュートは今やかなりの種類が市場に出回っているので、自分に合ったものを絞り込むのが大変です。
しかしまずは必要な基本スペックを判断し、その後はメーカー特性を見て絞り込んでいくのがおすすめです。
是非自分に合ったエコキュートを選んで、快適なお風呂ライフを送ってください。