近年耳にすることが増えた「エコキュート」という言葉。皆さんは、 エコキュートが一体どんな給湯器なのか、ご存知でしょうか。
実際のところ、「良いところばかり聞くけど、本当のところどうなの…?」と思う方もいらっしゃいます。
しかし、エコキュートをいざ導入するとなると、良い点だけでなく悪い点も知っておく必要があります。エコキュートは給湯器としての性能はもちろん、エコ性能もかなり高いですが、難点となるポイントもあるのです。もちろん、全てのご家庭に適しているとは限りません。
ここからは、実際にエコキュートを使用した人の口コミをご紹介していきます。この記事を読めば、エコキュートがあなたにとって効率のよいものかが理解できることでしょう。
エコキュートのメリット
まずはエコキュートのメリットについて簡単にご紹介していきます。
1-1. 電気代や水道代の節約に貢献
なんといってもエコキュート最大のメリットは電気代の節約に貢献してくれるということです。
給湯器をエコキュートにすることで、電気温水器の約3分の1にまで電気代をカットできるとも言われています。
さらに今では節水性能の高いエコキュートも数多く販売されています。
そのため電気代・水道代の両方の観点でコストカットが期待できるのです。
1-2. 便利な機能でお風呂の準備が簡単
エコキュートには学習機能が搭載されています。
例えば過去のお湯の使用量を学習し、無駄のない湯量を沸かすなど。
無駄のない稼働をしてくれるほか、ボタン一つで色々な機能を使うことが出来るので非常に便利です。
操作も感覚的に可能で、小さなお子様でも楽に使うことが出来ます。
メーカーごとに異なるオプション機能なども見どころです。
1-3. 長寿命で初期費用のペイも楽々
エコキュートは他の給湯機に比べて寿命が長いという特徴があります。
電気温水器の寿命が10年程度なのに対し、エコキュートは10年~15年前後です。
寿命が長いということは、ローン支払いの際長いスパンでしっかりと返済していけるということでもあります。
初期費用の高さが難点となりやすいエコキュートですが、長期的な返済計画を立てることも出来ます。
また、月々の浮いたお金で初期費用をペイすることも可能なのです。
エコキュートの使用感に関する口コミ
それでは早速エコキュートの口コミを見ていきましょう。
2-1. 良い口コミ
“不便な思いをしてまで節約を、とは思いませんが、ちょっとした工夫で省エネになるというのは楽しいものですよね”
“エコキュートは時代の革命児だろ。ガス式のあのシャワー止めたり出したりしたときの温度不安定、お湯張りの早さ(厳冬でも真夏でも10分前後で完了)しかも追いだきも実はエコキュートは早い。”
“ダブル追い焚き?という謳い文句が気になって調べてみてから決めましたが、これが以外と使います。”
“沸かし直しも減ったし、何よりあたたまるのが早いです。”
2-2. 悪い口コミ
“使い方により違いますが、湯切れの可能性が考えられます。湯切れすると、時間外に沸かしますのでエコキュートのメリットが全くありません。”
“最後の一人のときにメモリが1つしかないと焦ります。客は泊められません。お湯はりの段階で2目盛り減ってしまいます。10年後は末っ子が中学生なので460に変更かな。”
“エコキュートのデメリットは、水圧が弱くなることだけです”
エコキュートの省エネ性能や電気代に関する口コミ
3-1. 良い口コミ
“我が家はダイキンのEQX37LFVを使ってます。基本的には夫婦2人で衣類乾燥機以外は電気です。エコキュート(オール電化)のメリットは何といっても低コストな部分。とにかく深夜の安い料金の時間帯をフル活用すればかなりの低コストになります。電気代はここ1ヶ月は一人の生活なので5,000円以内でした。二人だと7,000円以内です。
“エコキュート導入前のガス代は冬場で12,000円くらいでしたから単純にそれが無くなって、電気代も減ったという感じです(エコキュート前の冬場の電気代は12,000円くらいでした)”
“使うエネルギーが少ないし、料金も安いので、たっぷりのお湯を使えるんですよね。”
“エコキュートのランニングコストは月額1000〜1500円程度だから1.5万円/年。だから10年使ってもランニングコストの合計は15万円にしかならない。”
“深夜料金はやっぱり安いな。6月分352kw5,619円でした”
“電力会社から、「お湯を作る時間帯を深夜料金に限定すればもっとおトクに使える」と教えられ、日中に沸き上げをしない「深夜のみモード」に変更したところ、なんと月額にして3000円~9000円の節約に”
“深夜電力を使うエコキュートは深夜割引を使えるので、ランニングコストはとても安くなります。”
2-2. 悪い口コミ
“最も賢い選択は、今導入する場合は電気温水器にしておいて電気料金の上昇を見ながら10〜20年後のどこかのポイントでエコキュートにチェンジすることでしょうね。”
“結局エコキュートは大手都市ガスとくらべて給湯費のみで計算するとほとんどコスト的な優位性は無いです。ただこの計算にガスを引かないオール電化の最大のメリットであるガス基本料の削減を加えると話は違ってきます。”
“エコキュートに憧れていますが、父母が同居で日中家にいるならオール電化のエコキュートはお勧めできないと営業マンから言われました。理由としては日中は電気代が高いからだそうです。”
エコキュート本体に関する口コミ
4-1. 良い口コミ
“先日エコキュート入れました。 言われたほどは騒音がなくて安心。”
“リモコンは光が当たっても画面がよく見え、斜めからでも見やすい”
“どれくらい節電したのかがわかりやすいパネルが地味に気に入っています。”
“お湯を抜くだけで汚れを落としてくれるので、回数もかなり減りました。”
“火の気がないから、子どもをおいて家を空けても安心なんですよ”
“入浴中も、1人の体を洗っている間に、1人がリモコンをいたずらしたりして大変なので、チャイルドロックがあるのは本当にありがたいです。”
4-2. 悪い口コミ
“一つ文句があるとすればちょっと操作パネルのデザインがダサい。一昔前の色味がちょっと気になりました。”
“完成間近の家の北側に、先日エコキュートのヒートポンプが設置されました。
まだ稼動したことはないのですが、北側のお宅からヒートポンプを移動して欲しいと言われました。ヒートポンプが北側のお宅のダイニング前に位置しており、ヒートポンプから出る音と熱風?が気になるようです。”
“低周波の問題は、本当に人それぞれです。十数メートル離れても被害を訴える人もいるし、消費者センターによると持ち主からの被害の訴えも珍しくないそうです。お子さんがいるなら、どれだけ子ども部屋が離れていてもやめておいた方がいいと思います”
エコキュートの故障や点検・修理に関する口コミ
5-1. 良い口コミ
“私にはどれも同じに見えるので故障が少ないものを基準に決めました。評価としてはメーカーの中で一番故障が少ないと言われているもので選んだため比べるものがありません。使いやすさは上々です。”
“ここに引っ越す前はガス給湯だったけど2年ごとに、基盤の交換があって2年に1度、2万5千円くらい修理代がかかっていたけどエコキュートにしたら、今の所、修理はない。”
5-2. 悪い口コミ
“初期費用の高さと故障の確率がかなりあって故障時に高額修理or交換の可能性も高いということは、かなりのマイナスポイントですね。”
“特にヒートポンプユニットは3年未満で修理されている方とかもお見受けするので やはり、電化製品としては発展途上という所なのでしょうか。”
“エコキュートは長持ちとはいっても故障はします。弁やセンサーやら。交換すれば直りますけど、修理費用を抑えるためにも長期保証は入っておいた方が良い気がします。”
“後ろから水が漏れていたので、ダイキンに来てもらったら部品がもう無いのでヒートポンプの交換が必要と言われました。”
エコキュートの初期費用に関する口コミ
6-1. 良い口コミ
“初期費用は20万ほど高いですが、5年で元は取れると担当者は言っていました。”
“エコキュートは250,000円くらい。その他工事・設置費用は考慮しないなら、すぐに元は取れるかな?と思ったり…。”
6-2. 悪い口コミ
“東芝も東芝でエコキュートの定価を高く設定しすぎですね。工事をDIYすれば、178,000円で買えますので原価はそれ以下。
そんな金額になっている以上、エコキュート自体信頼に足るモノではないように思います。本当に、本当に便利なら定価か20%OFF程度で売れ続けているはずですから”
“最初に掛かる費用が高すぎるといくらランニングコストが安くても、初期費用分を回収するのに何十年もかかってしまい、結局高い買い物になってしまいます。”
“電気代値上げでエコキュートは優位性を失うんじゃないかな。あと、給湯タンクの設置スペース分の土地代もコスト計算に含めるとさらに厳しいと思うよ。”
エコキュートの口コミまとめ
7-1. 良いポイント
電気代の節約面では賛否両論がありましたが、深夜電力をうまく活用して稼働させることで価格のメリットが生まれます。
湯切れのリスクはあるものの、余裕を持ったタンク選びをすることで十分にお湯を使うことが出来ます。
また、色々な学習機能や便利なオプションが詰まった給湯器でもあるので、そういった便利機能を使いこなせばより一層満足度も高いようです。
寿命が長いというのも一つのポイント。
初期費用を浮いた月々の電気代によって支払っていけるので、無理のない返済が可能です。
7-2. 悪いポイント
生活スタイルによって、エコキュートが適さない場合もあります。
例えば日中の稼働を余儀なくされる場合や、現在の給湯器にかかる電気代やガス代が特に高額ではないなど。
エコキュートの一番の魅力は深夜電力を使って安くお湯を沸かすことです。
そのため、それができないもしくは必要ない場合にはエコキュートのメリットがかなり薄くなってしまいます。
また、保証に入っていないと故障にかかるお金のリスクも心配です。
初期費用を返済しながらさらに修理費用もかかるとなると、赤字になってしまいかねません。
エコキュートを選ぶには初期費用を最低限におさえ、しっかりと長期保証をつけることが重要です。
(引用サイト)
- https://www.daikinaircon.com/sumai/alldenka/ecocute/taiken/
- https://www.renoco.jp/ecocute/reputation/
- https://www.sutekicookan.com
- https://bbs.kakaku.com/bbssearch/search.asp?searchword=%8Dw%93%FC&bbstabno=107&topcategorycd=397&categorycd=V003&act=input
- https://www.e-kodate.com/bbs/thread
- http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=13866441/
- https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=20971568/
- https://minkara.carview.co.jp/userid/2392376/blog/40099170/
- https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/254736/
まとめ
エコキュートの口コミについてご紹介しました。
しっかりとエコキュートのメリットを実感している方と、かなりシビアな意見を持っている方がいたかと思います。
エコキュートをどう感じるかはやはりライフスタイル次第ということでしょう。
是非自宅にエコキュートがあっているかどうか、検討しながら慎重に導入することをおすすめします。