電気温水器のお湯が出ない!考えられる原因ごとに正しい対処法を5つ解説します

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電気温水器は急激に大量のお湯を使うと「湯切れ」を起こし、お湯が出なくなる場合があります。皆さんは、急にお湯が出なくなって困った経験はありませんか?

実際のところ、「お湯が出ないけど何が原因かよく分からない…」という方も少なくありません。

しかし、焦って対処してしまうのはあまり良い方法とは言えません。お湯が出ないトラブルの多くは、湯切れが原因であるケースが多いですが、本当に故障が原因でお湯が出なくなる場合もあるのです。

ここからは、電気温水器からお湯が出ないときの対処法を5つ解説します。この記事読めば、お湯が出ない原因を特定でき、必ず対処法が見つかることでしょう。

電気温水器のお湯が出ない場合にすべきこと

まずは小型電気温水器の概要について、見ていきましょう。

1-1. ①すべての蛇口からお湯が出ないか確認

1つの蛇口からお湯が出ない場合、他の蛇口からはお湯が出るか確認しましょう。

もし一部の蛇口からのみお湯が出ないなら、蛇口(水栓)そのものの故障が原因の可能性があります。電気温水器ではなく、水道トラブル等の修理業者にお問い合わせください。

また、すべての蛇口からお湯だけでなく水すら出ない場合は、お住まいのマンションやエリアが断水の対象となっている可能性もあります。ちょうどそのタイミングで断水が実施されてないか確認しましょう。

すべての蛇口から水は出るものの、お湯だけが出ない場合は電気温水器のトラブルが疑われます。

1-2. ②リモコンで残湯量を確認

電気温水器のお湯が出ないトラブルで最も多い原因が、「湯切れ」です。リモコンに表示されている残湯量がなければ、湯切れが原因だと判断できます。

湯切れはタンクのお湯を使い切ってしまうことで発生するものであり、故障ではありません。しばらくすれば再びお湯が沸き、使えるようになります。

なお、再びお湯が使えるようになるまでの時間は製品によりさまざまですが、目安としては1時間で100L前後のお湯が沸くとされています。

シャワーで使うお湯は50L程度なので、最短30分程度待てば使えるようになるでしょう。

なお、電気温水器には「沸き増し可能」なものと「沸き増し不可」のものがあります。沸き増し可能な電気温水器は湯切れになったのを感知してすぐに沸き上げを行います。

しかし、沸き増し不可のタイプは深夜電力限定で契約しているため、深夜にならないと沸き上げができません。つまり湯切れしても、深夜までお湯ができるのを待つ必要があります。

ご自身の電気温水器がどちらに該当するかは、取扱説明書を見れば把握できます。

1-3. ③リモコンでエラーコードを確認

残湯量は十分あるにもかかわらずお湯が出ない場合リモコンに「エラーコード」が出ていないかチェックしましょう。

エラーコードとは、「C10」といったようにアルファベットと数字が組みあわさったコードです。

電気温水器は何らかの故障やエラーを感知するとエラーコードでそれを知らせ、稼働を停止します。

つまりエラーコードが出ている場合は、電気温水器が不具合や故障を起こしている可能性があるということです。

エラーコードはメーカーによってその意味が異なるため、取扱説明書を読んでエラーコードの示す意味を把握し、適切な対応をとりましょう

なお、取扱説明書がない方は各メーカーのホームページでダウンロードしましょう。

パナソニック|電気温水器取扱説明書

コロナ|電気温水器取扱説明書

三菱電機|電気温水器取扱説明書

1-4. ④電気温水器の本体を確認

エラーコードが出ていなくても、電気温水器に何らかのトラブルが起きている可能性はありまます。実際に本体を見て、水漏れや凍結がないか確認してみましょう。

特に寒い地域の冬は、配管が凍結してお湯が出なくなることもしばしば。凍結が疑われるほど寒い場合は、自然解凍を待つかコンロでお湯を作り、配管にかけることで少しずつ溶かしましょう。

本体の周辺が濡れている場合や、下部に水溜りができている場合は水漏れの可能性があります。水漏れは自分でどうにもできないため、すぐに止水栓を閉めて修理を依頼しましょう。止水栓の場所は取扱説明書に記載されています。

なお、本体の周辺が濡れていなくても、内部の配管で水漏れが起きている可能性はあります。内部の水漏れを確認するには、電気温水器の止水栓を閉め、家の中で水を使っていない状態で水道メーターを見てみましょう

水道メーターはマンションなら廊下の「メーターボックス」内に、一軒家なら屋外の入り口近くに設置されていることが多いです。

止水栓を閉めているにもかかわらずメーターが動いていれば、電気温水器の水漏れが疑われます。修理業者に依頼する際、このことを伝えましょう。

1-5. ⑤電気温水器を再起動

電気温水器が故障していなくても一時的な不具合によりエラーが検知され、お湯が出なくなっている可能性もあります。

この場合、電気温水器を再起動することでエラーが消え、お湯を再び使えるようになります。

再起動するには本体に付いている「漏電遮断器」を下げ、数分待って再び上げてオンにします。

漏電遮断器は本体の上部やサイドなどにカバーをされた状態で付いています。場所が分からない人は取扱説明書を見て位置を把握しましょう。

この再起動でエラーコードが消えない、または一時的に消えてまたすぐエラーコードが出る場合は、確実に修理が必要です。自分でできる対処法はここまでなので、この後はできるだけ早く修理を依頼します。

修理を依頼する際のポイント

電気温水器の修理が必要となった場合、かかる修理費用は故障内容によって異なります。

たとえば簡単な部品の交換で済むなら、作業員の出張代込で1万円前後で済む場合も。一方、水漏れなどの修理には5万円以上の費用がかかる場合もあります。

修理費用は突然の大きな出費となり、家計に負担をかける場合もしばしば。

そこでここからは、できるだけ修理費で損をしないためのポイントについてご紹介します。

2-1. 保証サービスを使う

電気温水器を設置して10年以内の場合は、メーカー保証や販売店の延長保証が使える場合があります。

保証を使えば無料で修理してもらえる可能性が高いため、まずは自分の電気温水器の保証期間が過ぎていないかチェックしましょう。

保証に入っている場合は、保証書を用意した上で保証の提供元へ修理を依頼します。

なお、電気温水器の基本的な保証期間は2年程度ですが、メーカーや販売店によっては有償で延長保証制度を設けています。

たとえば、電気温水器メーカーのコロナでは、5年・8年・10年と選べる長期保証制度を用意。任意で最大10年まで保証期間を伸ばすことができます。

2-2. 製品番号や症状を控えておく

修理について販売店やメーカーに問い合わせる際、電気温水器の製品番号や症状を控えておきましょう。

なぜなら製品番号があれば設置年数が分からなくても年式を特定でき、症状が分かれば正確な見積もりを算出できるからです。

見積もりをもらう際はできるだけ正確な情報を伝え、実際にかかる費用に近い金額で提示してもらうことが重要。正確な見積もりをもらうことで、複数社の見積もりを比較検討しやすくなります。

2-3. 保証対象外ならメーカーや販売店以外も検討する

電気温水器を修理するのは、メーカーや販売店だけではありません。地域によっては電気温水器の修理を請け負う、専門業者がいます。

もし近くに安く迅速に対応してくれる専門業者がいるなら、見積もりを依頼してみても良いでしょう。

専門業者を選ぶポイントは「実績の豊富さ」と「見積もりの正確さ」です。悪徳業者に引っかからないためにも、上記のポイントはしっかりチェックしましょう。

2-4. 修理でなく買い替えも検討する

電気温水器の寿命は10年前後です。設置から7~8年が経過した電気温水器の故障は、老朽化が原因であることもしばしば。

すると修理というより、電気温水器そのものの買い替えを検討した方がかえって安く済む場合もあります。

また、新しい機器の方が熱効率や性能も良いため、この機会に買い替えを検討しても良いでしょう。

新しく買い替えれば、設置業者が既存製品の撤去や取り付けまで行ってくれることがほとんどです。

まとめ

電気温水器でお湯が出ない時の対処法についてご紹介しました。

電気温水器からお湯が出ない多くの原因は湯切れです。そのため、まずは焦らず湯切れでないかどうかを確かめましょう。

もし湯切れではなくエラーコードがでている場合も焦らず、取扱説明書を見て適切な対処を取ることで自分でも直せる場合があります。

経年劣化が考えられる電気温水器は、買い替えも検討しましょう。

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